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CloudCompareを使用した3Dデータの解析・操作の方法、3Dスキャナの原理など3D技術に関連するトピックを掲載します。

CC_01 点群処理ソフトCloudCompareでできること

2024.05.14

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距離計測、メッシュ生成、表面形状の解析、面積・体積の計算、等高線作成などCloudCompareの多様な機能をご紹介します。

 

点群データの計測・解析 

CloudCommareでの点群データ解析例 

3Dスキャナから得られるデータは、三次元座標値(XYZ)を持つ点の集合体=点群データです。この点群を計測することで、スキャン対象の様々な情報を得ることができます。CloudCompareでは、任意の2点間の距離、3点のなす角度のほか、床など指定平面からの相対的な距離を取得し、距離に応じて色分けしたり、等高線を作成することで凹凸などの表面形状を可視化し、詳細に計測することが可能です。任意の箇所の断面を作成したり、形状に球体などを近似させR推定を行うなど、豊富な機能が備わっています。 

 

メッシュデータの生成・解析

CloudCommareでのメッシュデータ解析例 

一部の3Dツールでは、点群の状態ではデータが読み込めず、三角メッシュ(面)形状に変換する必要があります。CloudCompareでは点群データからメッシュデータへの変換に必要な法線計算や位置合わせなどの機能が備わっています。メッシュ化したデータからは表面積や体積などが計算可能です。立体を任意の方向でスライスする、断面積を求める等の機能も備わっています。

 

 技術レポートページでは、Hapimo3Dや高分解能3Dスキャナなどでスキャンした3D点群データをサンプルとして使用しながら、CloudCompareの豊富な機能をご紹介していく予定です。 

 

関連動画

CloudCommareできること

 

3Dサンプルデータのダウンロード 

CC_001 …Hapimo:3Dで撮影した路面データ(3Dデータと2Dデータのセット 拡張子 .ply .png)をzip形式で圧縮したもの ファイルサイズ約3MB